私の場合、妊娠初期から出産直前までいつも体が痒かった思い出があります。
妊娠週数や季節によって痒みの理由は様々でしたが、とにかく痒かったです。
もともと乾燥肌気味ではありましたが、腕やお腹やお尻が痒くて掻きむしって夜も目が覚めてしまう、という痒みと睡眠不足との戦いでした。
妊婦検診の時に相談したことがあり「とにかく保湿してください」と言われました。
それぞれの時期の痒みの原因とその時にとった対策についてまとめました。
妊娠初期:ホルモンバランスの変化
妊娠3ヶ月頃に最初の痒みがありました。
その頃は二の腕、腰といった普段は痒くならないような場所が乾燥したように白っぽくなって痒くなりました。
ブツブツはしていなかったと思います。
季節は6月〜7月頃だったので部屋の湿度が低いということもなく、最初は痒みの原因がわかりませんでした。
検診の時に助産師さんに相談してみると妊娠初期のホルモンバランスの乱れや、つわりで食事バランスが崩れてしまうと痒みが出てしまう人がいるとのことでした。
確かにつわりに関しては軽かったとはいえ特定のものを食べてしまったり、食事量が半分以下になったり、水分を取りたいという気持ちにならなかったので、かなりバランスが崩れていたと思います。
つわりが落ち着いた妊娠4ヶ月後半になると、痒みも治ってきてこの時期は特に対策をせずに過ぎていきました。
妊娠中期:冷房対策と汗疹
私の場合、妊娠中期は夏〜秋でした。
ここ数年は秋といってもまだまだ冷房をつけなければいけないくらい気温の高い日が続きます。
私の職場でも冷房を使っていたものの「妊婦は体を冷やしちゃいけないから!」とカーディガンとレギンスを装備して勤務していました。
さらにこの頃になるとお腹が少し大きくなってきて、妊婦帯や腹巻を着用することが増えてきました。
本人は冷え対策にばかり力を入れていましたが、これが逆に汗疹になってしまったのです。。。
膝の裏、肘の裏、腰回り、脇の下に汗疹特有の赤い湿疹が出て、猛烈に痒くなりました。
妊娠中って、思いのほか代謝が上がっているようなんですね。
もちろん冷え対策は大切ですが、やりすぎには気をつけましょう。
汗疹の対策としては、桃の葉ローションが効きました。
お風呂上がりに塗っておけば1週間くらいで良くなりました。
妊娠後期:乾燥と超音波のゼリー
私の妊娠後期は冬です。
もともと乾燥肌気味だったので、案の定全身がカサカサになって痒くなりました。
とにかく保湿しようとニベアクリームを塗っていたのが思い出です。
それに加えて悩んだのが妊婦検診で超音波検査やNSTの時にお腹に塗るゼリーでした。
私は医療関係者ではないのであのゼリーの成分はよくわかっていないのですが、検査の時の映像や音をわかりやすくするために使うものだそうです。
特に出産直前に前期破水で2日間入院していた時は、赤ちゃんの心音を確認するために1日6回ほどあのゼリーをお腹に塗っていました。
そしてかぶれて痒くなりました。。。
助産師さんからは「保湿すると良くなりますよ」と言われ、検査の後にノンアルコールのウエットティッシュでしっかり拭き取ってから処方してもらった保湿剤をお腹に塗りつつ、出産を迎えました。
入院セットの中にウエットティッシュと保湿剤を持っていかなかったので、慌てて病院の売店で購入し、主治医から保湿剤を処方してもらいました。
もし次回の入院があれば、これらも持って行こうと思います。
出産後:治りました
出産を終えてからはこれまでの痒みがウソのように、全く症状がおさまりました。
慣れない育児の連続で痒みを忘れていた??のかもしれないですし、本当にホルモンバランスなどの原因が解決できたのかはわからないままですが。。。
違いといえば、哺乳瓶を頻繁に洗浄・消毒していたため手荒れが例年以上に悪化しました。
出産から約1年が経過した今年の冬は、妊娠前と同じくらいの乾燥具合で過ごしています。
出産後は子供に対しても保湿が大切だと指導されます。
今になって思うのは、妊娠中の保湿対策に赤ちゃんも使える保湿剤を使っておけば妊娠中から出産後までずっと使えたのだろうなということです。
ニベアクリームは新生児に使えるとは書かれていないので、やっぱり新生児から使える保湿剤を用意したいです。
妊娠中は「いつまでこの苦しみが続くのだろうか??」と不安になっていましたが、終わってしまえば悩んでいた時期は約半年間程度です。
あまり不安に思わず、助産師さんや身近な人に相談してくださいね。
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