出産前から「できれば母乳育児がしたいけれども、無理に思い詰めるほど母乳にこだわるつもりはない」程度に考えていました。
実際に育児がスタートすると母乳が出ないという悩みよりも、乳首を咥えてくれないという悩みを抱えていました。
病院でも「赤ちゃんが欲しがるだけとにかく吸わせる」という指導でしたが、ぼたもちも私も初心者同士の授乳に慣れる前に心が折れてしまいました。
私が母乳育児を完全に引退するまでのお話です。
母乳を吸ってくれない (´・ω・`)
以前の記事でもお話ししましたが、コロナ感染拡大の影響で出産前の両親学級が軒並み中止になっていました。
その中には「母乳育児教室」なるものもありましたが「母乳?なんとかなるでしょ!」と楽観視していたぼたもち母は全く何も準備せずに出産を迎えたのでした。
いざ生まれたものの、乳首の高さが足りずにぼたもちは上手く咥えることができません。
ぼたもち大泣き。
上手く吸えないのに、母乳はじゃんじゃん作られるので張ってきて痛くなります。
ぼたもち母オロオロ。
おっぱいが張りすぎると、赤ちゃんは乳首を上手く口の中に入れられずに、ますます吸ってくれません。
ぼたもち大泣き。
・・・という悪夢のループが始まりました。
この時生後3日目。
ぼたもち母のメンタルは完全に折れました(´;Д;`)
救世主「搾乳器」
見かねた助産師さんが搾乳器を貸してくれ、
いや、もう、神様が与えてくれた奇跡の道具だと思いましたよ。
授乳タイムが終わってすぐにAmazonでお買い上げです。
入院中は病院のものを貸してもらい、退院後もAmazonから届いたものを使えるようにしてこのメンタル地獄を乗り切ったのでした。
直母を諦めて搾乳+ミルク育児
本当なら直接おっぱいを吸わせて(直母)それでも足りなさそうならミルクを足す、という指導でしたが、さっさと見切りをつけて搾乳後にミルクをあげることにしました。
この時、生後4日目。
直母でぼたもちの体重を測っても「2g」とかしか増えないんですもの。
産後のメンタル崩壊中のぼたもち母は現実から逃げたのでした。
そして完全ミルク育児へ
その後退院して、新生児訪問の際に助産師さんに母乳を見てもらいながら、1回50ccくらいの搾乳を1日5回くらい続けていました。
しかしなんと言っても「めんどくさい」。
搾乳器の洗浄と消毒もあるし、部品は小さいし、奥の方は洗いにくいし、混合だからミルク用品の洗浄と消毒もあって洗い物の量も多い。
ぼたもちが空腹で泣いていても、搾乳して、ミルク作って冷やしていてすぐにあげられずに焦ります。
搾乳をサボると乳腺炎になるんじゃないかと恐怖でした。
もうストレスでしかなかったです。。。
生後3ヶ月を過ぎて「自分、ここまでよく頑張ったじゃん。゚(゚´Д`゚)゚。」ということで完全ミルクに移行しました。
搾乳の間隔を1日5回から4回、3回・・・と徐々に減らして約2週間をかけて母乳の店じまいをしました。
ちょっとした後悔
ミルク育児だと、母親以外の人でもミルクをあげられるので育児の負担が格段に減ります。
でも、もしも産後3〜4日目にメンタルが折れずに、ぼたもちと一緒に試行錯誤を繰り返しながら直母の練習をしていたらなぁ・・・と思う日もあります。
そんな日に思い出すのはぼたもち母の実母の話で「あなたもミルクで育ったんだし、同じじゃん!」ということで、約30年後、ぼたもちはきっと立派になっていることでしょう。
その言葉を励みに、今日もぼたもちは粉ミルクを飲んですくすく成長しています。
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