入浴中の読書のすゝめ

その他

皆さんは日常生活の中で読書をしていますでしょうか。

お恥ずかしながら、私は結婚をするまでは読書とは無縁の生活を送っておりました。

本屋さんで面白そうな本を見つけては購入し、いざ家に帰ると大して読みもせず、本棚の肥やしにしていました。

今回は、そんな私でも1日5分、1ヶ月で約150分(5分×30日)の読書を行うようになった話をしていきたいと思います。

読書をしてみたいけど、なかなか習慣化できない。育児中でまとまった読書時間を捻出できない。といった方に、ぜひ試していただきたい方法になります。

結論から申し上げますと「1日の中で必ず読書を行う時間を設けた」だけになります。

その時間というのは、入浴時間です。

入浴であれば、ほとんどの方が毎日必ず行う行動だと思います。そうした行動に読書という要素を差し込むことで、ルーティン化してしまおうという考えです。

最初は入浴中の読書に違和感を感じていた私ですが、毎日繰り返すことで、徐々に慣れていき、今では毎日必ず入浴中に読書を行うようになりました。

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入浴中に読書を始めたきっかけ

私が読書を始めたきっかけは、妻がよく読書をしていたからです。

しかし、いざ読書を始めようと思っても、ゲームや動画鑑賞といった他の趣味に時間を取られ、なかなか読書に時間を割くことはありませんでした。

このままではいけないと感じていた時に、妻から「入浴中に読書やスマホをいじる人もいるみたいだよ」という言葉をかけられました。

なるほど、それならば必ず1日1回は本に触れることができ、習慣化しやすいなと感じました。

一方で「お金を払って購入した大切な本を、浴室で読むとページが吸湿して傷みそう」とか「もし浴槽に落としたら、そもそも読めなくなってしまう」と否定的な考えも脳裏をよぎりました。

しかし、ふと本棚の肥やしになっていた本たちを眺めている時に「そもそも購入した本を読まなければ、何も得られず、一番勿体無いのではないだろうか」という初歩的なことに気づき、とりあえず、毎日5分間だけ入浴中に読書をすることを決めました。

入浴中の読書について

実際に入浴中の読書をやってみると、初めのうちはとりあえず形だけを繰り返す日々でしたが、1週間後には「そうだ読書をしよう」と自ら進んで本を取るようになっていました。

また、浴室は意外に集中することができ、5分以上読みふけることも、この頃から多くなっていきました。

特に、物語が佳境に入った際には、続きが気になり、30分以上読書をする日もあったほどです。

物語が終盤に差し掛かれば、お風呂から上がった後の就寝前に、続きを一気に読み切るということもありました。

完全に本の虫ですね。

これまでは、なかなか読書を習慣化できなかったのですが、時間を決めて毎日確実に実行することで、ここまで容易に読書が続けられるようになったことに、自分自身驚きました。

今ではすっかり「入浴=読書」の時間となり「本を読むために入浴する」ということすら起こるようになったほどですので、習慣化自体は過剰に成功したといえます。

本はシワシワにならないの?

湿度の高い浴室で紙の本を読むと、どうしても心配になることが「湿気でページがシワシワにならないのか」ということだと思います。

私も最初はそう思っていたのですが、これが案外気になるようなものではありませんでした。

参考として、私がこれまでに読んだ本の状態写真を以下に示します。

この4冊は、いずれも新書で購入し、ブックカバーをした状態で入浴中に読んだものになります。

多少膨らんでいるように見えますが、中古品として販売しているものと遜色がないように感じます。

ブックカバーについては、付けた状態で読むことをお勧めします。私は、100円均一で端切れ布を購入してきて、妻に作ってもらいました(以下参照)。

オリジナルのブックカバーで読書をすると、気分が上がりませんか?

初歩的なことですが、浴室で本を触る時にはタオルで手を拭いてからになります。こうするだけで、本の状態を良質に保つことができるはずです。

まとめ

入浴中に読書を行うことで、1日5分の読書時間を捻出するという話でした。

日々時間がなくて読書ができない、本自体は読みたいけど三日坊主になってしまう、といった方でも、毎日入浴中に5分だけと決めて取り組むことで読書を習慣化することができると思います。

毎日5分の読書を1ヶ月続ければ、約150分(2時間半)もの読書時間を確保できることになります。

これだけの時間があれば、文庫本の1冊程度は、読み終わると思います。

本を1冊読み切ったという達成感により、読書自体が好きになれば儲けものです。その後は入浴中以外にも、公共交通機関による移動中や、病院等の待ち時間にも読書がしたくなることでしょう。

読書を通じて、想像力が鍛えられたり、それまでは知らなかった言い回しを覚えて、日常会話に使用したくなるかもしれません。

まずは、1日5分から、気軽に読書を始めてみませんか?

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