コロナ禍での妊婦検診と出産

ぼたもち母

ぼたもちが生まれた2021年1月はコロナ禍の真っ只中でした。

コロナ禍と妊娠・出産のニュースの中で話題に上がるものに「コロナ禍で妊婦検診が受けられない」という内容があります。

ぼたもち母も妊娠が判明したのは1回目の緊急事態宣言が明けた直後で、出産は2回目の緊急事態宣言中でした。

病院でも平常時にはないルールがあり困惑することも多くありましたが、私が通院していた病院での事例をご紹介します。

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妊婦検診は本人のみ

平常時の検診では診察室に旦那さんの付き添いが許可されていましたが、コロナ禍でそれはできませんでした。

ぼたもち父がお腹の中のぼたもちの成長を見れるのは、印刷して渡されるエコー写真だけでした。

待合室の掲示板に貼られているのは

両親学級中止のお知らせ

県外在住者と接触後の妊婦健診に関する注意事項

立ち会い出産、入院時の面会中止のお知らせ

入院前の体温測定のお願い

というものでした。

両親学級中止のお知らせ

妊娠中の過ごし方、出産当日の流れ、赤ちゃんのお世話などについて教えてくれるようですが、病院で実施している両親学級は全て中止でした

本来なら両親学級で配られる資料をまとめたテキストを渡され、それを読みながらわからないことは自分でインターネットやYoutubeで調べました。

それでも「??」と思うことは、検診時に助産師さんに聞きました。

特に入院時の持ち物はネットの情報だとバラバラだし、テキストに書いてあっても「何に使うんだろ?」というものもあって困惑しました。

幸い、助産師さんは非常に丁寧に答えてくださったため助かりました。

県外在住者と接触後の妊婦健診に関する注意事項

簡単に言うと「県外に行った、または県外に行った人と接触した妊婦は2週間検診を自粛してください」という内容でした。

妊娠初期と後期は突然のトラブルも多く、次の検診まで待っていられないという人も多いと思います。

そんな人たちにとってこの2週間ルールは厳しかったのではないでしょうか。

ニュースでも「救急車を呼ぶレベルでなければ診察できない」という話でした。

しかし病院にとっても、他の患者さんや医療従事者を守るために協力を呼びかけるしかないと思うと、どうするのが正解なのか考えがまとまりません。

立ち会い出産、入院時の面会中止のお知らせ

これも多くの病院が実施している対策だと思いますが、ぼたもちが生まれた病院でも立ち会い出産は中止でした

これに関しては、経産婦さんの方がつらかったのではないかと思います。

初産だったぼたもち母にとっては「こんな感じなのかな」と思っていましたが、立ち会い出産を経験している経産婦さんにとっては「前はこんなじゃなかったのに」という思いがあったのではないかと思います。

「みんな同じだから」と平静を装っていましたが、自分より早く出産した人が退院して家族に赤ちゃんを抱かせている場面に遭遇したあと、こっそり病室で涙を流したのは産後のホルモンバランスの乱れのせいでしょう。。。

入院前の体温測定のお願い

自宅で陣痛が始まった時、または破水した時に病院に連絡します。

その際に自宅で検温して電話で体温を伝えてから病院に向かってください、というお願いでした。

ぼたもち母は破水して病院に連絡しましたが、テンパっている時に「体温はどうですか?」と聞かれても体温計を探して右往左往してしまいました。

平熱だったから良かったものの、熱があったらどうしていたのだろう、、、と怖くなりました。

※コロナ感染の可能性のある出産として対応するそうです。

退院後の話

退院後、ぼたもち母が恐れていたのは乳腺炎でした。

頭の中では「発熱=コロナとして扱われる」ということになってしまい、

「自分が熱を出せば、受診拒否と家族への迷惑がかかる」

と必死に授乳していました。

冷静に考えれば、授乳期の発熱で乳房の痛みがあれば病院でも乳腺炎を疑って処置してくれるのでしょうが、産後のホルモンバランスの乱れで思考がおかしくなっていました(´;ω;`)

 

平常時でも精神的・体力的に大きな負担になる妊娠・出産ですが、コロナ禍でその負担がより大きくなってしまいます

周囲からのサポートの大切さがよくわかる経験でした。

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