ぼたもち母は製造業の事務で働いていました。
妊娠中の体調のことを考えると、事務職でとても良かったと思います。
激しい動きもなければ厳しいストレスも感じることもなく、とても快適に過ごすことができました。
また切迫流産などの妊娠中のトラブルもなく順調に産休に入ることができたのもラッキーでした。
こんなに順調すぎる妊娠期間を過ごしてきましたが、妊娠中に仕事をどうしていたか、上司や同僚に配慮してもらって嬉しかったことをまとめてみました。
妊娠中の仕事内容
妊娠前から仕事内容は事務が中心でした。
1年に数回くらい出張や商談もありましたが基本は会社でのデスクワークだったので、妊娠してからも業務内容が大きく変わることはありませんでした。
また世間の流れとしても、新型コロナウイルスのワクチンがまだ開発途中で収束時期が全く見えなかった時期のため、出張を控えてテレワークを増やしていったタイミングでもありました。
部署の人員過不足としては、0.5人くらい多めかな?という感覚でした。
というのも部署の特性上、新人さんが配属されやすいため常に業務量が少なめの新人さんがいるためです。
※ブラックで人の出入りが激しいわけではありません。
1人か2人の欠員が出ても、新人さんが育ってくれれば全体に支障が出ることはありません。
産休・育休の取得にはもってこいの職場だと感じていました。
しかし通院しながら不妊治療をしようと考えると、予定が立てにくくなることや遅刻や早退が増えてしまうのでまた感じ方は違ったかもしれません。
幸いなことに計画的に妊娠することができたので、心配事はひとつなくなりました。
上司に伝えるタイミング
社会人の基本は報連相!と言われつつも、妊娠のことを伝えるタイミングについては悩みました。
結論として私は、妊娠8週くらいで上司に伝えました。
というのも、検診で子宮筋腫が見つかったのです。
子宮筋腫といっても妊娠や出産に支障が出ることはない位置にあるので大丈夫とのことですが、筋腫がない人に比べて流産や早産のリスクは上がります。
もしそれが原因で会社を長期で休まなければいけなくなったことを考えると、安定期を待つわけにいきませんでした。
また新人教育と引継ぎということを考えると、長期スパンでの育成計画が必要になります。
上司に妊娠のことを早めに伝え、今後の業務計画について相談する時間を用意してもらいました。
上司は、その調整をとても上手にしてくれたためとても助かりました。
妊娠期間に体調が悪くなったら?
妊娠期間中に体調が悪くなり、もしかすると長期で仕事ができなくなることもあると思います。
幸い、検診で見つかった子宮筋腫はぼたもちと一緒に大きくなりながらも(?)、悪さをすることなく順調に経過していました。
でも心のどこかでは切迫流産とか切迫早産という単語が出てくるのではないかとドキドキしていました。
長期でお休みしなければいけなくなったらどうするんですか?
妊婦さんの不安を煽らないためなのか、総務部門からそういった説明を受けたことはありませんでした。
産休や育休の申請方法や手当については研修で丁寧に解説してくれるのに、その前の段階の話はないの?と思っていました。
切迫流産などで長期でお休みする場合、医師の診断書を提出して傷病手当の支給対象になるようです。
有給休暇で対応する人も多いようです。
切迫早産で入院となると復帰時期が未定になり有給を使い切ってしまう心配がありますし、何より傷病手当の手続きをするくらいなら有給申請の手続きの方が負担が少ない気がします。
もっと妊娠中に関係する制度の有無だとか実情を知る機会があれば、無用な心配をする必要がなかったのかなと思いました。
周囲からの気遣い
私の職場では妊娠・出産を経験した社員が多くいたこともあり、本当に小さな心遣いでも嬉しく感じました。
例えば、宅配便を受け取る際に離れた方向に行くはずだった人が運ぶ手伝いをしてくれました。
職場で配るお菓子も「体調大丈夫ですか?甘いもの制限してない?」と声をかけてくれました。
妊娠する前は、妊婦さんの社員を見ても特別配慮することもなく「無理そうなら自己申告してくれるだろうな」と勝手に解釈してスルーしてばかりでした。
でも自分が妊娠すると、大丈夫だから何も言わないけれども、やっぱり声をかけてもらえると嬉しいものです。
自己申告するのは『限界ギリギリでこれ以上は絶対に無理』というラインだから言葉にすることに気付きました。
人の優しさに触れて嬉しかったのと、次に妊婦さんに会ったら自分がしてもらって嬉しかったことをお返ししたいと思いました。
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