保育園で集団生活をしていると、必ず流行りモノをもらってきますよね。
ここ数年では新型コロナウイルスの影響で手洗い・うがい・消毒が習慣付いてきて、以前よりは流行りモノが少なくなったという意見もありますが、それでもやっぱりもらってくるものはもらってきます。
時期によってRSウイルスだったり胃腸炎だったりしますが、我が家では夏風邪の代表である手足口病になりました。
私は医療の専門知識があるわけではないので症状や治療法について詳しく説明できません。
今回は我が家の手足口病の経過について、こんな例もあるんだなぁーという参考にご紹介します。
突然の発熱
7月のある日の夜中に母がトイレに起きた時に、いつも通りに寝相が悪い子どもの体を移動させました。
その時に「体熱くないか?」と異変に気付きました。
でも本人はスヤスヤ寝ているし、呼吸が苦しそうとか汗がひどいという感じもなかったので、布団をかけ直してそのまま寝かせておきました。
朝起きた時も、いつも通りニッコニコで起きてきましたが、体が熱い。
熱を測ると39.2℃です。
慌てて保育園と自分の職場にお休みの連絡を入れて、小児科の予約を取りました。
発熱から約12時間後に発疹が出た!
発熱した日の午前に小児科に行くと、このご時世なので早速コロナの抗原検査です。
陰性です。
診察の時点では発熱だけで、機嫌も良さそうでした。
小児科で通っている保育園を告げると、「最近ね、そこの保育園で手足口病が流行ってるんだよね」と話していました。
手足口病なら数日中に発疹と口内炎が出てくるだろうとのことで、2日後に再診の予約を入れて、解熱剤をもらって帰宅しました。
その日の夕方から足首と手首周辺に発疹が出始めました!
発疹といってもポツポツと赤くなるだけでしたが、熱は相変わらず39℃以上から下がらず、解熱剤を飲んでも38℃くらいにしかなりません。
それでもこまめに麦茶を飲ませて、ご飯も少し柔らかめで用意して、相変わらず機嫌よく完食しています。
熱は下がらないけど元気そう
夜、寝る前にとうとう39.8℃を記録。
解熱剤は座薬と粉薬を交互に使用していたものの、前回からの使用時間の間隔が空くまではむやみに使えません。
でも本人は元気そうだしそんなに急がなくてもいいのかなー、という軽い気持ちでした。
念のため、夜中に熱性けいれんを起こした場合の対処を調べて、近所の病院の救急外来の連絡先をスマホに保存し、リュックに荷物と保険証を詰めて用意しておきました。
結果としては、その夜もぐっすり寝てくれていたので救急外来にはお世話にならずに済みました。
発疹は水ぶくれとなり口内炎も
発熱から24時間後くらいから、手足の発疹が急に増えました。
手は腕から指先まで、足はお尻から爪先まで水ぶくれのような発疹です。
口の周りも赤くなって、前日よりも明らかに食欲が落ちました。
ごはんを口に入れても舌で押し返してきます。
喉の奥に白っぽい口内炎ができていました。
麦茶とゼリーと豆腐ならスムーズに食べてくれました。
熱は相変わらず39℃前後で、きっちり6時間おきに解熱剤を使う感じです。
それでも走り回っているのが不思議だったんですけどね…。
※後から小児科の看護師さんに相談したら、熱があってもしんどそうでなければ無理に解熱剤を使う必要はないそうです。
大人なら冷えピタシートや保冷剤を使うところですが、ものすごく嫌がって、結局何も使わずに過ごしていました。
急に熱が下がった?
発熱から48時間くらいすると、急に熱が下がりました。
下がったと言っても37.5℃くらいなので発熱しているのですが、それまでに比べるとかわいい熱です。
手足の発疹と食欲は相変わらずです。
この日再度病院に行き、発疹を診てもらうと手足口病で確定ですね、という診断と病児保育の申し込みをしてきました。
喉の奥にも口内炎ができており、食べ物が飲み込みにくいのだろうとも言われました。
登園の目安としては、機嫌が良く食欲が通常に戻ったらとのことなので、1週間くらいは保育園に行けなくなりました。
手足の発疹はすぐには消えないので、痛がったり化膿しなければ特に処置は不要とのことで保湿剤をもらいました。
食欲復活
手足口病と診断された日から3日間くらいは食欲がありませんでした。
普段は親の食べ物を横取りするくらい食欲旺盛なのに、米粒を1粒ずつ摘んでゆっくり食べて、スプーンで食べさせようとしても舌で押し返す感じでした。
ゼリー、プリン、豆腐、麦茶は食べてくれました。
その後徐々に食べる量が増えて、食べるスピードもいつものペースに戻ってきます。
完全復活はの目安は親の食べ物を欲しがるかどうかです。
手足口病が確定してから5日後に完全復活の食欲が戻り、改めて小児科に行きました。
私たちの住む市町村では、特定の感染症にかかった後に集団生活に戻る時、主治医から許可証をもらう必要があります。
そのために小児科に行きましたが、看護師さんにビックリされるくらい発疹がたくさん出ていました。
ほとんどがかさぶたになっている状態だったので特に見た目がひどかったのだと思います。
本人は元気なので声をかけてもらえて喜んでいましたが。
診察では、発疹の跡は1ヶ月くらい治らないこと、保湿剤をしっかり塗ること、プールはかさぶたが治ってから入るようにとの指示で登園許可をもらいました。
そして保育園へ復帰
翌日から保育園に復帰です。
お休みの間は父と交代で自宅で過ごしたり、病児保育を利用しました。
登園の目安は、食事が通常の状態に戻っていることということでした。
食事が通常に戻り、医師からの登園許可をもらうまで1週間ほどでしたが、それでもかさぶたは残ったままです。
保育士さんにはお尻と太ももにかさぶたがあるのでおむつ交換の際に強く擦りすぎないように連絡帳にお願いを書いておきました。
保育士さんは園児の手足口病には慣れっこだと思うので、「大変でしたね、治ってよかったです」と温かい言葉で受け入れてくれました。
追伸 親ももらいました
子どもの熱が下がって一安心していた頃、母が発熱しました。
39.2℃の発熱と、絵に描いたような悪寒です。
でも喉の痛みや鼻水は一切ありませんでした。
市販の風邪薬を飲んで半日くらいで落ち着き、あれは一体なんだったのか?という感じで治りました。
熱が下がった後に発疹が出るか?と心配していましたが、子どもほどひどい発疹にはならず、手のひらに3粒くらいの赤い発疹が出ただけでした。
それ以外の症状はなかったので通院しませんでしたが、あれはきっと手足口病だったんだろうな、と思っています。
小児科の看護師さんの話では、手足口病の原因になるウイルスは1種類ではないので、何度もかかる可能性があるそうです。
私も子どもも、一夏の思い出でした。
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