離乳食が始まると同時進行で悩み始めるのがコップ・ストローの練習ではないでしょうか。
「いつか勝手に哺乳瓶を卒業してくれるだろうな」と期待していましたが、いつまでも哺乳瓶だと歯並びが悪くなる、前歯が虫歯になりやすい、という話を聞いて怖くなってしまいました。
保健師さんの話では1歳3ヶ月を目標に哺乳瓶を卒業してみてくださいとのことでしたが、いつまでもダラダラしていられない!ストローとコップをマスターしてもらわなきゃ!と奮闘したお話です。
スパウトは使わなかった
ストロー飲みの第一歩として生後5ヶ月頃から使えるスパウトというものがあります。
持ち手のついた哺乳瓶のような形状で、ストローのように吸い上げずに、コップを傾けて使います。
実はこの存在を知らずに過ごしてしまっていたので、気づいた頃には適応月齢を過ぎてしまいました。
それまでどうしていたかというと、次にご紹介する補助ストローとスプーンで水分を飲ませていました。
ストローは押してサポートしてあげる
ストローの大きな特徴は「自分で液体を吸い上げる」ということだと思います。
それまでは哺乳瓶やスプーンで勝手に口の中に液体が流れ込んできましたが、自分の意思で吸わないと飲めないのがストローです。
ストローは離乳食開始と同時に始めて、遅くとも8ヶ月頃には練習しているのがいいそうですが、我が家は6ヶ月頃に1回挑戦し、1ヶ月休んでまた再開しながらゆっくり進めました。
最初に用意したのは、普通のコップの上に被せて使う「ビタットマグ」でした。
プラスチックのコップにビタットマグを被せて付属のシリコンストローを挿します。
フタを指で押すとストローの水面が上がってくるので、口元ギリギリまで補助してあげて「これはお茶を飲むための道具だよー」と教えてあげるイメージです。
どんなカップにも合うサイズなのでとても便利だったのですが、シリコンストローが洗いにくいのがちょっと難点です。
お茶やお水だけを飲ませているうちはそんなに汚れが気にならずに、スプレータイプの洗剤で洗っていましたが、後述するようにミルクや牛乳を飲ませるのに使うと一気に汚れました。
細いブラシで擦って洗うようになったものの、めんどくさくなってしまい真剣にコップ飲みに移行するきっかけにもなりました。
お茶を飲まない理由があった
ビタットマグでストロー飲みの練習を繰り返しますが、なかなか自分で吸ってくれません。
フタを押してサポートしながらちょっと口に入ってもむせてしまって飲み込めません。
食後の虫歯予防のためにも一口でいいから飲んでほしいのに!
いつも市販の麦茶を白湯で薄めるか、ベビー麦茶を用意していました。
そんな時に自治体の保育士さんから「飲めないのではなくて単純に飲みたくないから飲まない子は結構いますよ」と教えてもらい、お茶以外を飲ませてみました。
粉ミルクをストローで飲ませてみたのです。
最初は「コップ=麦茶=美味しくないもの」と思い込んでいたのかコップを見るなり顔を背けていましたが、一口飲んでみるとコレが欲しかった!と言わんばかりにゴクゴク一気飲みです。
これでストロー飲みが進まない原因がわかりました。
単純に麦茶が嫌いで飲みたくなかったのでした。
ストローマグ期間が長かった
ストロー飲みの練習でもうひとつつまづいたのは、なかなか自分でコップを持ってくれないことでした。
それまでは小さめのプラスチックのコップにビタットマグを使っていたので、赤ちゃん用ではなかったのです。
持ち手も片方しかないので持ちにくいのかな?と思い、月齢に合ったストローマグを購入しました。
ビタットマグよりも小さい部品があるので、確かに洗う手間は増えました。
それでも予備の部品だけで売っているので、紛失したり汚れが落ちなくなったら簡単に交換できます。
また一番の目的だった自分で持てるようになり、フタもついているのでお出かけの際の水筒の代わりにもなるので非常に便利です。
結局、ストローマグは離乳食が3回食になった9ヶ月頃から1歳3ヶ月頃まで使いました。
1歳半に近くなった最近でも、お出かけの際はお世話になっています。
コップ飲みのはいつの間にかできるようになっていた
ストローをマスターしたら、次はコップ飲みです。
我が家は1歳2ヶ月から保育園に入園する予定があり、漠然と「入園までにはコップで飲めるようになりたい」と思っていました。
※保育園からはストローでもOKと言われていました。
ストローを外してコップに少量の麦茶を入れて渡してみましたが、水遊びをしてしまい飲んでもらえませんでした。
口に近づけても顔を背けて飲んでくれません。
親がコップを使う姿を見せても、真似する様子はありませんでした。
諦めてそのまま保育園に通わせました。
保育園に行き始めて1週間くらいした日のお迎えの時、担任の先生から
「給食の時、コップで飲めていましたよー」
というタレコミがありました。
またしてもやればできるのに本気を出していなかっただけでした。
今はコップもお椀も上手に使いこなせる
あんなに心配して悩んでいたのがウソのように、今では上手に使いこなしています。
味が苦手だと思っていた麦茶も、自ら手を伸ばして飲むようになりました。
持ち手のないお椀も持ち上げて最後の一滴まで飲み干してくれます。
たまにはコップの麦茶に手を突っ込んで遊びますし、勢いよく飲んだらむせることもあります。
それでもちゃんと周りの大人を見ていて、できるようになれば真似するようになります。
心配しすぎなくても「いつかできるようになる」と気軽に考えても大丈夫だと感じた出来事でした。
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